待望のウマ娘ライブ、配信で2日分を全部観た。
自分は今までこの手の声優さんが集まるイベントは全く縁がなく今回初めて観たが、想像以上に実に面白かった。
二日間どちらもよかったが、俺の推しであるメジロマックイーンとナイスネイチャとライスシャワーが出演していた2日目はセトリも好きな曲ばかりで素晴らしかった。
特に終盤の『ささやかな祈り（ライスシャワー）』〜『木漏れ日のエール（トウカイテイオー&メジロマックイーン）』の流れはヤバかった！
風呂の中でボロボロと流れ出してお湯の中に溶けていく涙を止める術がなかった。
このライブで最も強く感じたのは、声優さんたちのプロ根性。
本来「声優」なので歌や踊りはそもそも本職ではないはずなのだが、今の声優は競争が激しくそれだけでは勝負にならないようで、みんな歌も踊りも実に芸達者な上にそれなりに容姿もよくて、改めて高いレベルが要求される大変な仕事だと思った。
観るまでは、声優の歌イベントなんてきっとほとんど「口パク」だったりするんだろうなんて思っていたが、実際は大人数歌唱でもかなりの割合で生歌を活かし、少数ユニットやソロ曲ではほとんどフル生歌だったのではないだろうか。
これをみんな踊りながらおまけに「キャラ声」でやってのけるのだから凄い。
もう一つ感じたのは、アニメやゲームという付加価値の重要さ。
アニメやゲームを観ていない人にとってはコンサートだけではさほどの感動も価値もないのかもしれないが、これが自分がどっぷりその世界にハマっている『ウマ娘』のキャラクターの声だと思うと、実際にそのキャラクターが歌って踊っているかのように錯覚してしまう。
アニメ声優のイベントが外から見ていると理解不能な異様な盛り上がりを見せるのはこういうことなのかと、実際に自分がその中に身を置いてみて初めて気付かされた。
今回のライブ、声優さんみんなそれぞれ魅力的だったが、やはり2日通しで出演した「スペシャルウィーク」和氣あず未さん、「トウカイテイオー」Machicoさん、「サイレンススズカ」高野麻里佳さんの3トップの安定感がずば抜けていた。おそらく3人とも売れっ子でこれまで沢山場数を踏んでいるのであろう自信と余裕を感じるステージングは安心して観ていられた。
その他に目についたのは「ウイニングチケット」渡部優衣さん。
目を見張るようなスタイルの良さと溌剌としたキレのある動きは、どこのポジションにいてもひときわ目立っていた。
そして「シンボリルドルフ」田所あずささん、「ナリタタイシン」渡部恵子さん、「エルコンドルパサー」髙橋ミナミさん、「ナリタブライアン」衣川里佳さんの高い歌唱力も素晴らしかった。
個人的に一番好きな声は「グラスワンダー」前田玲奈さん。
アニメ声優にありがちなキンキン耳につく声でなく、全てを包み込んでくれるような安心する声なので、ゲームのホーム画面もグラスワンダーに設定している。
楽曲は正直ピンキリなのだが、ピンの方は両日オープニングの『GIRLS’LEGEND U』をはじめ、異常にクオリティが高い。こんなに難しい曲をいとも簡単そうにライブでパフォーマンスしてしまうのが本当に凄いと思う。
そんな高クオリティな楽曲の中でもとりわけ好きになったのが、今回のライブで初めて聴いた「ナイスネイチャ」前田佳織里さんが歌う『アウト・オブ・トライアングル』という曲。
往年のニューウェーブといった感じでこれがまた実にカッコいい。
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そんな2日間にわたるこのイベントで個人的に最も感動したのが、「ライスシャワー」石見舞菜香さんが歌う『ささやかな祈り』。
ライスシャワーのエピソードはアニメでもゲームでも実に感動的でこれでもかと涙を絞り取られたものだが、実際に演じる石見舞菜香さんの歌う姿はまさに本当にライスがそこにいて歌っているかのようでイメージそのまま。ここで涙腺が決壊した。
今までは「声優萌え」というジャンルはイマイチ理解できなかったが、この石見さんの歌う姿を見た瞬間に自分の中にその僅かな兆しを感じてしまった。
こんな感じで、最近の一連の「ウマ娘」アニメ、ゲーム、イベントによって、これまで全く理解不能だったアニメ声優の世界への偏見が自分の中で一気に氷解してきた。
まずはウマ娘声優限定ではあるが、今後様々な作品で彼女たちの名前を見つけたら俄然注目していこうと思う。
そしてウマ娘の世界にますますどっぷりとハマっていくことだろう。
さあ、ライブ2周目観るぞ〜！！！(*ﾟ∀ﾟ)
