チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

2020-01-01から1年間の記事一覧

坂本龍一『Smoochy』(1995)

『Smoochy』は1995年発売の坂本龍一12枚目のソロアルバム。当時の教授はマーケットを意識していたようで、前作『Sweet Revenge』に引き続き今作も「売れ線」狙いで、他のアルバムで見られる先鋭さや難解さは影を潜めた、彼の全キャリアの中でも最も美メロ・…

Yellow Magic Orchestra『PUBLIC PRESSURE』

言わずと知れたYMOの3rdアルバムにして唯一のライブ盤。 夢中になってYMOを聴いていた当時は、このライブ盤はスタジを録音盤と比べてやや音がチープだな〜などと思っていたが(まあ実際そうなんだけど)、年を経るにつれてこのアルバムの愛おしさは増すばか…

アニメ『鬼滅の刃』を観て

アニメ『鬼滅の刃』をようやく最後まで観た。 これほど各方面で大きな話題になっているアニメなので、普段はアニメにはあまり縁のない自分も、きっとこれは自分の抱いているアニメのイメージを超越する画期的な作品なのだろうと、とても楽しみで期待は大きか…

この機会にやっておきたいこと

この度の緊急事態宣言により、図らずも毎日追われていた仕事からポッカリと解放されることになり、その間何をしようか考えてみた。 本来ならば1ヶ月くらいかけて四国一周の旅!とかやってみたかったところだが、相手はコロナでそういうわけにもいかないので…

スキーシーズン終了

ふじてん37日目。自分にとっては泣いても笑っても今シーズンラストDay。最後に朝イチの広々快適バーンを思う存分味わってシーズンを終えることが出来た。 今年は板とストックを新調したこともあって、自分の滑りが進化したことを実感できて良いシーズンだっ…

志村けん死す

志村けん死す。 これほど衝撃的な報せがあろうか。誰もが認める、日本の歴史上最も偉大なコメディアンであろう。 特に自分たちの世代では、彼がドリフに加入してから現在に至るまで、常に彼の生み出す笑いとともに生きてきた。まぎれもなく最高のスーパース…

自分にとっての朝ドラ

朝ドラ『エール』が始まる。 前作『スカーレット』を早々と脱落した時に考えたのは、自分は本当に朝ドラが好きで観ているのだろうか?ということ。 よく考えてみたら自分が朝ドラを習慣的に観始めた『梅ちゃん先生』以降、本当に面白いと思ったのは『あまち…

映画『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』

映画『すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ』を観た。 すみっコぐらしのキャラは大好きで、ぬいぐるみやグッズを見つけると買ったりしていたのだが、あまり詳しいことは知らず、アマゾンプライムに映画が下りてきたのでこの機会に観てみた。 最初の方で…

『おしん』再放送終わる

1年にわたって放映されていた『おしん』の再放送が終わった。1983年の本放送当時は観ていなかったので、初めて観る今回は新鮮に楽しむことが出来た。 何となくイメージでは「貧乏くさくて辛気臭い」のではないかと長いこと想像していたが、実際はテンポよく…

30年遅れのバブル

松任谷由実 - リフレインが叫んでる 1988年。時はバブル絶頂期、この曲が街中で流れていたのを覚えている。 この映像に出てくる若者たちはたぶん同世代だと思うが、こうしたDCブランドに身を包んでユーミンの音楽とともにバブルを謳歌する、今で言う「リア充…

実録・連合赤軍 あさま山荘への道程

若松孝二監督『 実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2008)を観た。 公開当時に一度観ているので12年ぶりの再見だったが、当時は個人的に連合赤軍メンバーの著作を片っ端から読み漁っていたので、それに比べるとこの映画はリアリティに欠ける感じがして正…

白鵬「バッシング」の真意と相撲協会改革

という記事を読んだ。しかしこれはちょっと見当外れな記事だと思う。 自分は白鵬は本当に強いと思うし、日頃の稽古と鍛錬を欠かさない姿は尊敬すべきもので、多くの力士が見習ってほしいと思っている。しかし、好きか嫌いかと言われたら私は好きではない。し…

『いだてん』を振り返る

今日からいよいよ新大河ドラマ『麒麟がくる』がスタートする。それにあたって、やはり前作『いだてん』を自分なりに総括しておかないとどうにも気持の整理がつかず先に進めないと思ったので、やや気が重いが、改めて振り返って「自分のいだてん」に決着を付…

挾間美帆『ザ・モンク:ライヴ・アット・ビムハウス』

今年のグラミー賞に挾間美帆さんという日本人がノミネートされていることを知った。どんな人なのか知らなかったので、ためしに『ザ・モンク:ライヴ・アット・ビムハウス』というアルバムを聴いてみた。 ややややや!!!これは凄いぞ!!! 1曲めの『セロニ…

音楽制作ソフトの10年今昔

音楽制作環境を整えるにあたって、10年前に使用していた音源ソフトたちの大オーソライズ大会実施中。 10年前のソフトなんてほとんど使えなくなっているだろうと諦めていたが、ところがどっこい、ほとんどのソフトが今も同じように使えることが判明。やっぱり…

音楽制作再開元年

2020年になりました。あけましておめでとうございます。 山梨に移住して6年目に入った。そもそもの移住の目的は、都会の煩わしさから逃れ、自然に囲まれて落ち着いた環境でじっくり腰を据えて音楽を作れるように、だったはず。しかしながらいざこちらに暮ら…