チェリーの音楽幕府

音楽の話題が多いと見せかけてそうでもない

Live・音楽

J☆Dee'Z(ジェイディーズ) 9thシングル 『明日も、世界は回るから。/Re:100万回の「I love you」』を聴いて

J☆Dee'Zの9thシングル 『明日も、世界は回るから。/Re:100万回の「I love you」』がリリースされた。この記事はその時(去年の11月)に途中まで書いていたのだが、気がつけばもう次のアルバムがもうすぐリリースとなるので、慌てて公開することにする。うっ…

Little Glee Monster 日本武道館

リトグリの武道館から数日が経過してもまだその興奮と感動から抜け出せない。 リトグリにとって2年ぶりの武道館公演。その2年前の時は見逃していたので、自分にとっては初めて武道館で観るリトグリ。その初日に参加した。 今回の武道館公演は『Calling Over!…

Little Glee Monster 4thアルバム『FLAVA』を聴いて

リトグリ待望の4thアルバム『FLAVA』がついにリリースされた。 今回も昨年リリースされたシングル曲&カップリング曲に新曲4曲というラインナップは昨年1年間のベスト盤といった内容。 このアルバムの印象を一言で言うと、陳腐な言葉になってしまうが「少女…

Qlair → J☆Dee'Z へと受け継がれた楽曲派アイドルの系譜

その昔、Qlairという3人組がいた。 当時のアイドル界においては驚くほどの優れた楽曲と3声のハモりを取り入れた楽曲派グループだったが、時はアイドル冬の時代、優れた作品を残したものの志半ばで解散してしまった。 自分は今J☆Dee'ZにQlairの幻を見ているの…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその9ー(2004-2011)

最近になってユーミンを聴き始めた自分にとって、先日の紅白歌合戦出場は非常にタイムリーだった。とはいえ、最近の彼女の生歌には不安のほうが大きく、生出演には半信半疑だった。しかし蓋を開けてみたら、そんな不安はどこかに吹っ飛ぶほどのさすがのスタ…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその8ー(1997-2002)

90年代に入り、『真夏の夜の夢』『Hello,my friend』『春よ、来い』と続けざまに大ヒットを飛ばしたあと、そう言えば自分の記憶ではパッタリとユーミンの曲の印象は残っていない。 実際、当時はドリカムなど若手の台頭があり、一気に世代交代の波が押し寄せ…

J☆Dee‘Z YEAR-END PARTY!!!2018

12月14日にShibuya TSUTAYA O-WESTで開催された『J☆Dee‘Z YEAR-END PARTY!!!2018』に行ってきた。 チケットは早々にSOLD OUTしたようで、自分が入場した頃にはもう後ろまで一杯で、最近の急激なJ☆Dee'Zの認知の広がりと盛り上がりを実感する。 会場の期待が…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその7ー(1993-1997)

80年代後半から90年代にかけてのバブル絶頂期のバカ売れ時期を過ぎ、社会的にはバブルは弾けるも更なるセールスを求められる中、新たな音楽を探求し続ける試行錯誤の時期に入った感がある。 さて、そんな状況で90年代のユーミンは一体どんな作品を作っていっ…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその6ー(1989-1992)

時代はついにバブルに突入し、ユーミンのアルバムもシンクラヴィアを導入したド派手なデジタルサウンドや歌詞の内容などにその影響が色濃く現れるようになってきた。 80年代前半はクオリティの高いアルバムを連発していたが、前作でその勢いが突然失速したこ…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその5ー(1985-1988)

ユーミンのアルバムを時代順に1枚ずつじっくり聴くことを始めて、少しずつ時代を追って追体験していくうちに、いつしか「次のアルバムはどんなだろう?」と、ワクワクしてきている自分に気づいた。同時に当時の時代の空気なんかも併せて思い出すことで、その…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその4ー(1982-1984)

前作、名盤『昨晩お会いしましょう』からいよいよユーミンの80年代快進撃が始まった。 13. PEARL PIERCE('82)松任谷由実 前作『昨晩お会いしましょう』に引き続き、落ち着いたAORサウンドに更にブラック・コンテンポラリー要素が加わった感じで、聴いてい…

高橋ユキヒロ『Saravah Saravah!』

1978年発売の高橋ユキヒロ『Saravah!』。 数年あと追いだったが、子供の頃の自分にとって多大な影響を及ぼし、まさに擦り切れるほど聴き倒した「超」をいくつ付けても足りないほどの超名盤。 そんな名盤がこの度、40年の年月を経てヴォーカル新録音でリミッ…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその3ー(1980-1981)

いよいよここからユーミン黄金の80年代に突入する。 70年代最後の前作『悲しいほどお天気』が名盤だっただけに期待したい。 9. 時のないホテル('80)松任谷由実 というわけで黄金の80年代の記念すべき1作目。 名盤『悲しいほどお天気』に続くアルバムで、こ…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその2ー(1978-1979)

荒井由実から松任谷由実になり、ここからは自分はアルバム単位で聴くのは全て初めてのものばかり。 5. 紅雀('78)松任谷由実 結婚し松任谷由実名義になって最初のアルバム。 しかし全体を通した印象は浮ついたところが全く無く陰鬱でかなり地味。 楽曲はそ…

今更ながらの後追いで聴くユーミンアルバムレビューーその1ー(1973-1976)

9月26日の当ブログ記事、 で述べた通り、リアルタイム世代であったにもかかわらず、あえてユーミンを聴いてこなかった自分が、この度の全曲配信開始を機に初めてユーミンを最初から順序立ててちゃんと聴いてみようと思った。 それにあたって、折角なので自分…

ユーミン

荒井由実・松任谷由実の全曲がついに配信開始された。 実を言うとユーミンがヒット曲を連発していた頃、ひねくれ者で典型的厨二病だった自分は、時あたかもバブル時代と相まって彼女が作り出した当時のいわゆる女子大生文化みたいなものに対する反発心があっ…

J☆Dee'Z(ジェイディーズ) SUMMER LIVE TOUR 2018~未来飛行~ 渋谷CLUB QUATTRO

J☆Dee'Zにとって3年ぶりの東名阪ツアーの最終日、渋谷CLUB QUATTROに行ってきた。 自分にとってJ☆Dee'Zのライブは5月のFun Fan LIVE以来2度目。今回は初めての生バンドライブだったのでとても楽しみにしていたが、そんな期待を裏切らない素晴らしいライブだ…

欅坂46 7thシングル『アンビバレント』を聴いて

欅坂46の7thシングル『アンビバレント』がリリースされた。 個人的には前作『ガラスを割れ!』があまり好きではなかったので、今回のシングルではどう巻き返してくれるか興味津々だったが、正直今回はそれに更に輪をかけて残念な結果に終わってしまった。 そ…

Little Glee Monster(リトグリ)12thシングル『世界はあなたに笑いかけている』を聴いて

Little Glee Monster の12thシングル『世界はあなたに笑いかけている』がリリースされた。 といっても今回の表題曲は随分前からコカコーラのCMソングとして流れていてお馴染みなのであまり「新曲」という感じはしないが、リトグリのシングルとしては久しぶり…

J☆Dee'Z(ジェイディーズ)『未来飛行/流星のパノラマ』を聴いて

6月30日の本ブログに記した通り、↓ 自分がJ☆Dee'Zのファンになって初めての待望のシングル『未来飛行/流星のパノラマ』がリリースされた。 まずは表題曲の『未来飛行』。もう随分前からCMソングとしてTVで流れているお馴染みの曲。マイクロドローンを駆使し…

J☆Dee'Z(ジェイディーズ)と出会ってその後

今年の4月にJ☆Dee'Zと出会ってしまい、その衝撃と感動を記した。↓ それから2ヶ月が経ったわけだが、更にどっぷりと身も心も浸かってしまっている。来る日も来る日もCDに付属しているライブDVDはもちろん、Youtubeで関連動画を隅々まで漁る毎日。結成当時から…

J☆Dee'Zに出会ってしまった。

以前からリトグリ界隈で時折耳にすることがあった J☆Dee'Z(ジェイディーズ)。気になってはいたもののこれまで聴いたことがなかったが、最近「あと一歩」という曲がYouTubeの「あなたへのおすすめ」に出てきたので、この機会にはじめて聴いてみた。 あと一…

欅坂46アニバーサリーライブ

昨年から色々な事がありすぎた欅坂46、不動のセンター平手不在の今は存続の危機に直面していると言っても過言ではない。まさにこのライブが正念場。 とはいえ正直言うと個人的には平手抜きの欅坂にはさほどの期待はなくて、「今までなかった珍しいものが観ら…

Little Glee Monster 11thシングル『ギュッと/CLOSE TO YOU』を聴いて

Little Glee Monsterの11thシングル『ギュッと/CLOSE TO YOU』がリリースされた。 まず先行配信されていた『ギュッと』は、恋愛映画のエンディングテーマだけあって、「胸キュン」の方法論をこれでもかと詰め込んで文字通り「ギュッと」濃縮した楽曲。歌詞…

欅坂46『ガラスを割れ!』を聴いて

欅坂46の6thシングル『ガラスを割れ!』がリリースされた。 まず表題曲『ガラスを割れ!』はダサい昭和のロック歌謡風味で、意図する所はわからんでもないけれど自分が欅に求めているサウンドではなかった上に、これまでの欅坂のシングルにあった一聴して「…

Little Glee Monster 横浜アリーナ

リトグリアリーナツアー初日の横浜アリーナに行ってきた。 まず座席に行ってみて驚いた。あの広い横浜アリーナで前から10列目台、おまけに前は通路、そして客席にせり出したサブステージの真横なので、サブステージからしたら最前列というありえないような神…

Little Glee Monster 3rdアルバム『juice』のライブDVDを観て

リトグリ3rdアルバム『juice』のライブDVDが凄すぎて何度も繰り返し観ている。 武道館の時のもあまりの素晴らしさに感動したが、今回のは、メンバーそれぞれの歌を人に伝える上でのテクニック、見せ方など、あらゆる面でそれを格段に上回っている。メンバー…

Little Glee Monster 3rdアルバム『juice』を聴いて

リトグリ待望の3rdアルバム『juice』がついにリリースされた。 収録曲を眺めてみるとほとんどが何らかの形での既発曲で、まっさらの新曲は2曲だけ。なので正直、ファンにとっては新鮮味には欠けるかな?と思っていたが、実際にアタマから曲順通りに聴いてみ…

Little Glee Monster『いつかこの涙が』を聴いて

昨日から配信が始まったリトグリの『いつかこの涙が』。 全国高校サッカー選手権大会の応援歌ということで高校生向けにわかりやすくという意図もあったのか、最初に一聴した時は、正直いわゆるJ-POPにありがちな、どこかで聴いたことあるようなありきたりな…

Little Glee Monster 『OVER/ヒカルカケラ』を聴いて

リトグリの新曲『OVER/ヒカルカケラ』が、前作『明日へ』から約2ヶ月という非常に短い間隔でリリースされた。 両A面のうちまず『OVER』は、人気アニメのテーマソングということで、最初テレビで聴いた時は「うーんいかにもアニソンね〜」という印象だったが…